レモングラス苗はホームセンターで?育て方まで完全ガイド

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レモングラスを育ててみたいと思い、ホームセンターやダイソー、園芸店などで苗を探しているけれど、販売時期がいつなのか、そもそもどこで手に入るのか迷っていませんか。近年では便利な通販でおすすめ品種を選ぶ方法もあります。

この記事では、レモングラスの苗の入手方法から、基本的な育て方、失敗しない植え方のポイント、鉢植えと地植えの選び方、日々の水やりの頻度や肥料の与え方、さらには難しい冬越しのコツや気になる病害虫対策、そして株を増やすための株分けや植え替えのタイミングまで、あなたの疑問をすべて解決します。

この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
1レモングラス苗の主な購入場所と最適な時期がわかる
2初心者でも失敗しない育て方の具体的な手順を学べる
3鉢植えと地植えそれぞれの管理方法の違いを理解できる
4冬越しや株分けなど長期的に楽しむためのコツが身につく

レモングラスの苗はホームセンターより通販が便利?

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  • ホームセンターでの取り扱いと販売時期
  • ダイソーなど100均で苗は買えるのか
  • 園芸店での購入は?
  • 欲しい品種が手に入る通販のメリット
  • レモングラスのおすすめ品種

ホームセンターでの取り扱いと販売時期

レモングラスの苗は、多くのホームセンターで手軽に購入することが可能です。特に、春から初夏にかけての園芸シーズンには、ハーブ苗コーナーの定番商品として並びます。

結論から言うと、ホームセンターで苗を購入する最大のメリットは、自分の目で見て元気な苗を選べることと、価格が比較的安い点です。苗の相場は1ポットあたり200円から300円程度で、気軽に栽培を始められます。しかし、デメリットとして、取り扱っている品種が限られている場合が多く、特に食用に適した西インドレモングラスが必ずあるとは限りません。

販売時期については、レモングラスの植え付け適期である4月下旬から9月頃まで見かけることが多いです。ただし、最も苗の種類が豊富で状態が良いのは、気候が安定する5月から6月頃になります。この時期を逃すと、苗が少なくなったり、暑さで弱った苗しか残っていなかったりすることもあるため、早めにチェックするのがおすすめです。

元気な苗を選ぶポイント

ホームセンターで苗を選ぶ際は、以下の点に注目しましょう。

  • 葉の色が濃く、みずみずしい
  • 茎がひょろひょろと徒長しておらず、株元がしっかりしている
  • ポットの底から根がたくさん見えすぎていない(根詰まりの可能性)
  • 病気や害虫の被害が見られない

これらのポイントを押さえることで、購入後の生育がスムーズになります。

ダイソーなど100均で苗は買えるのか

植物コーナーが充実している店舗も増えている100円ショップですが、レモングラスの苗が常に販売されている可能性は低いと言えます。ダイソーなどの大手100円ショップでは、季節によってハーブの種を取り扱うことはありますが、苗となると非常に稀です。

もし運良く見つけたとしても、専門の店舗ではないため、苗の品質管理が十分でない可能性があります。また、品種の表示が正確でないことも考えられます。安価なのは魅力的ですが、確実に元気な苗から育て始めたい初心者の方には、あまりおすすめできません。

「見つけたらラッキー」くらいの気持ちで探すのが良いでしょう。本格的に栽培を考えている場合は、後述する園芸店や通販を利用する方が確実です。

園芸店での購入は?

街の園芸店やハーブを専門に扱うショップも、レモングラス苗の有力な購入先です。ホームセンターとの大きな違いは、専門知識が豊富なスタッフに相談できる点にあります。

育て方に関する疑問や、品種ごとの詳しい特徴、お住まいの地域での冬越しの方法など、具体的なアドバイスをもらえるのは大きなメリットです。また、ホームセンターでは見かけないような珍しい品種を取り扱っている場合もあります。

一方で、価格はホームセンターに比べて少し高めに設定されていることが一般的です。品質やアフターフォローを重視する方、特定の品種について詳しく知りたい方にとっては、園芸店での購入が非常に満足度の高い選択となるでしょう。

欲しい品種が手に入る通販のメリット

近年、ハーブ苗の購入方法として人気が高まっているのがインターネット通販です。特に、特定の品種を探している場合や、近所に適当な販売店がない場合に非常に便利です。

通販の最大のメリットは、品種の豊富さ利便性にあります。ハーブ専門農園が運営するネットショップなどでは、常に状態の良い苗を専門スタッフが選んで発送してくれるため、質の高い苗が手に入ります。食用向きの「西インドレモングラス」や、精油向きの「東インドレモングラス」など、目的に合わせて確実に選べるのは大きな魅力です。

購入場所ごとのメリット・デメリット
購入場所 メリット デメリット
ホームセンター ・価格が安い
・実物を見て選べる
・品種が限られる
・専門知識を持つ店員が少ない
園芸店 ・専門家に相談できる
・品質が良い苗が多い
・価格がやや高め
・店舗数が少ない
通販 ・品種が豊富
・自宅まで届けてくれる
・専門農園から直送される
・実物を見られない
・送料がかかる

通販での購入はこちらをクリック

通販利用時の注意点

通販を利用する際は、送料を含めた総額を確認することが大切です。また、配送中に苗が傷まないよう、梱包が丁寧な信頼できるショップを選びましょう。ショップのレビューや評価を参考にすることをおすすめします。

レモングラスのおすすめ品種

レモングラスにはいくつかの種類がありますが、主に流通しているのは「西インドレモングラス」と「東インドレモングラス」の2種類です。両者は見た目や香りの特性、用途が異なるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。

西インドレモングラス (Cymbopogon citratus)

日本で一般的に「レモングラス」として流通し、ハーブティーや料理によく使われるのがこちらの品種です。茎が白っぽく、株元がぷっくりと肥大するのが特徴です。香りはレモンのように爽やかで、東インド種に比べて穏やかです。茎が比較的柔らかいため、トムヤムクンなどの料理にも使いやすいです。

東インドレモングラス (Cymbopogon flexuosus)

別名「マラバーグラス」とも呼ばれます。茎が赤紫色を帯びているのが大きな特徴で、見分ける際のポイントになります。西インド種よりもシトラールという香り成分の含有量が多く、香りが非常に強いです。そのため、主にアロマオイル(精油)の抽出や、虫除けスプレー、ポプリなどに利用されます。茎が硬いため、食用にはあまり向いていません。

ハーブティーや料理でレモングラスの香りを楽しみたい!という方は、迷わず「西インドレモングラス」を選ぶのがおすすめです。購入時に品種名が書かれていない場合は、店員さんに確認するか、茎の色をチェックしてみてくださいね。

購入したレモングラス苗の育て方

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  • 育て方の基本と失敗しない植え方ポイント
  • 鉢植えと地植え、それぞれの栽培環境
  • 適切な水やり頻度と肥料や活力剤の与え方
  • 重要な冬越しコツと知っておきたい病害虫対策
  • 株分けと根詰まりを防ぐ植え替えタイミング

育て方の基本と失敗しない植え方ポイント

レモングラスの栽培を成功させるためには、植物の特性に合わせた「日当たり」と「水はけ」、そして「冬の寒さ対策」の3つのポイントを押さえることが非常に重要です。結論として、これら3つのポイントを意識した環境と、レモングラスに最適な用土や鉢を選ぶことが最も効果的と言えます。

なぜなら、レモングラスは熱帯原産の植物であり、温暖で日当たりの良い環境を好むからです。そのため、日本の冬の寒さには弱く、霜に当たると枯れてしまうことがあります。また、過湿な状態が続くと根腐れを起こしてしまうため、水はけの良い土壌で育てることが不可欠です。逆に言えば、これらの環境条件を整えることで、レモングラスは生命力豊かに育ちます。

以下におすすめの土と鉢を紹介します。

プロトリーフ「ハーブの土」
ハーブ栽培に特化した培養土であり、多くの専門家や愛好家から高く評価されています。レモングラスの栽培においては、そのまま使用することで、水はけと保水性のバランスがとれた理想的な環境を簡単に作り出すことができます。また、ハーブが好む弱アルカリ性に調整されているため、別途土壌改良を行う必要がなく、初めての方でも安心して使えることが人気の理由です。

アップルウェアーの「バラ鉢 10号」
レモングラスは根の成長が非常に旺盛で、植え替えの際に根を傷つけやすいという特徴があります。アップルウェアーの「バラ鉢」は、鉢の底が取り外せる特殊な構造をしており、根を崩さずにスムーズな植え替えが可能です。これにより、根へのストレスを最小限に抑え、レモングラスが健康に大きく育ちます。特に大きく育った株の植え替えを簡単に行いたい方には、この鉢が非常に推奨されます。サイズは、レモングラスの成長を考慮して、10号(直径30cm)をお選びください。

このように、それぞれの栽培アイテムには異なる役割があります。土や鉢を選ぶ際には、レモングラスの特性を理解した上で、上記の商品の様な最も適したものを選択することが大切です。単にアイテムを選ぶだけでなく、植え付け後は日当たりが良い場所に置くこと、そして冬には屋内に移動させるなどの寒さ対策を行うことで、より良い結果につながります。「重要な冬越しコツにて説明有

鉢植えと地植え、それぞれの栽培環境

レモングラスは鉢植えでも地植えでも育てられますが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、ご自身の栽培環境や目的に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

鉢植え栽培のポイント

鉢植え栽培の最大のメリットは、冬越しが簡単なことです。レモングラスは寒さに弱いため、冬には室内に取り込む必要があります。鉢植えなら移動が容易なので、初心者の方でも確実に冬越しさせることが可能です。「詳しくは一つ前の見出しで説明しています

地植え栽培のポイント

地植え栽培のメリットは、レモングラスが非常に大きく育つことです。根を深く広く張れるため、草丈が1.5m以上になることもあり、たくさんの葉を収穫できます。一度根付いてしまえば、水やりの手間もほとんどかかりません。

地植えの場合は、まず植え付ける場所の土壌をチェックすることが大切です。もともとの土に土壌改良材を混ぜて、水はけを良くすることが重要です。

肥料 牛ふん堆肥 ペレット
栄養を与えるだけでなく、土壌そのものを根本から改善します。粒状のペレットは、硬く締まった土に混ぜることで、空気と水の通り道を確保し、レモングラスが嫌う根腐れを防ぎます。また、土壌中の微生物を活性化させ、植物が栄養を吸収しやすい健康な土壌環境を作り出します。初めて地植えに挑戦する方でも、この堆肥を使うことで、水はけが良く、レモングラスが元気に育つ土壌を簡単に整えることができ、安心して栽培を始められるでしょう。

ここで覚えておきたいのが、レモングラスは日本の冬の寒さには弱いため、関東以南の温暖な地域でも屋外での冬越しは難しい場合があります。確実に冬越しさせるには、秋に株を掘り上げて鉢に移し替える「鉢上げ」という作業が必要になり、かなりの手間がかかることを覚えておきましょう。

このように、鉢植えと地植えでは必要な資材や管理方法が異なります。それぞれの特性を理解し、ご自身の環境に合った方法でレモングラス栽培を楽しんでみてください。

適切な水やり頻度と肥料や活力剤の与え方

レモングラスを元気に育てるには、水やりと肥料の管理が非常に大切です。どちらも「やりすぎ」に注意し、適切な方法を心がけましょう。

水やりの基本

レモングラスは、高温多湿な環境を好みますが、根が常に濡れている状態は苦手です。メリハリをつけた水やりを意識しましょう。

  • 鉢植えの場合
    土の表面が乾いたことを確認してから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えます。特に夏は乾燥しやすいため、水切れに注意が必要です。受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるため、必ず捨てるようにしてください。

  • 地植えの場合
    一度根付いてしまえば、基本的に水やりは不要です。自然の雨で十分に育ちます。ただし、真夏に雨が長期間降らない場合は、様子を見て水を与えましょう。

おすすめの肥料と活力剤

レモングラスは多くの肥料を必要としませんが、適切な時期に追肥を行うことで、葉の数が増え、より元気に育ちます。

鉢植えの場合

元肥ハイポネックス「マグァンプK(中粒)」

 約1年間ゆっくりと効果が持続するため、頻繁に肥料を与える手間が省け、安定した栄養供給が可能です。

追肥ハイポネックス「ハイポネックス原液」
 液体肥料のため、根から素早く栄養を吸収でき、特に成長期に効果を発揮します。

地植えの場合

追肥ハイポネックス「ハイポネックス原液」
液体肥料のため、広範囲にわたる根に効率よく栄養を行き渡らせることができます。

活力剤天然植物活力剤HB-101
スギやヒノキなど天然由来の成分が、レモングラスの根張りを良くし、病気への抵抗力を高めます。また、土壌環境を改善することで、肥料の効果をさらに引き出し、より丈夫で香りの良い株を育てることができます。肥料が植物の「ごはん」なら、HB101は植物の「サプリメント」のような役割を果たします。

注意点として、必ず説明に従い、規定の量と頻度を守って下さい。

重要な冬越しコツと知っておきたい病害虫対策

レモングラスを何年も楽しむためには、冬越しと病害虫対策が鍵となります。

冬越しのコツ

レモングラスの耐寒温度は約5℃とされ、霜に当たると枯れてしまいます。そのため、冬越し対策は必須です。

最も確実なのは「室内での冬越し」

気温が10℃を下回るようになってきたら、鉢植えは日当たりの良い室内に移動させます。地植えの場合は、秋のうちに株元から15cmほどの高さで葉を刈り込み、株を掘り上げて鉢に植え替えてから室内で管理するのが最も確実な方法です。

冬の間は生育が止まるため、水やりは控えめにします。土の表面が乾いてから数日経って与える程度で十分です。乾燥気味に管理するのがコツです。

温暖な地域で地植えのまま冬越しに挑戦する場合は、株元をワラや腐葉土、ウッドチップなどで厚く覆う「マルチング」を施して、霜から根を守ります。ただし、この方法でも厳しい寒さが続くと枯れてしまうリスクがあり、鉢に植え替えることを推奨します。

病害虫対策

レモングラスは、その強い香りのおかげで比較的病害虫に強いハーブです。しかし、全く被害がないわけではありません。

  • 主な病気: 最も注意したいのは、水のやりすぎや土の水はけの悪さが原因で起こる「根腐れ」です。また、風通しが悪いと「うどんこ病」などが発生することがあります。
  • 主な害虫: 乾燥した環境が続くと「ハダニ」が発生することがあります。葉の裏にクモの巣のようなものが見られたら要注意です。

これらの病害虫を防ぐための最大のポイントは、日当たりと風通しの良い場所で管理することです。株が密集して葉が混み合ってきたら、適度に収穫を兼ねて刈り取り、風通しを良くしてあげましょう。ハダニは水に弱いため、定期的に葉の裏にも水をかける「葉水」を行うことで予防できます。

株分けと根詰まりを防ぐ植え替えタイミング

レモングラスは生育旺盛なため、特に鉢植えで育てている場合は、定期的な植え替えと株分けが必要になります。

植え替えのタイミング

植え替えのサインは、鉢に対して株が大きくなりすぎたり、鉢の底の穴から根がたくさん出てきたり、水の吸収が悪くなったりした場合です。通常、1〜2年に1回が目安となります。時期は、生育期に入る前の4月から6月頃が最適です。

植え替えの際は、現在の鉢より一回りから二回り大きな鉢を用意し、新しい土で植え直します。このとき、古い根や傷んだ根があれば整理してあげましょう。

株分けで増やす方法

植え替えと同時に「株分け」を行うことで、レモングラスを簡単に増やすことができます。レモングラスは種ができにくいため、株分けが主な増やし方となります。

株分けは、大きくなった株をナイフやスコップで物理的に切り分けるだけなので、意外と簡単ですよ!

  1. 鉢から株を丁寧に取り出します。
  2. 手で分けられるところは手で分け、硬い部分は清潔なナイフやハサミを使って、根が付くように2〜3つの塊に切り分けます。
  3. それぞれの株を、新しい鉢や別の場所に植え付ければ完了です。

株分けを行うことで、株が若返って再び元気に成長するようになります。増えた株は、友人におすそ分けするのも良いですね。

レモングラス苗をホームセンターで探す総括

この記事では、レモングラスの苗の購入方法から詳しい育て方までを解説しました。最後に、重要なポイントをリストでまとめます。

レモングラス苗はホームセンターや園芸店、通販などで購入できる
苗の販売時期は主に4月下旬から9月で、5月から6月が最も豊富
ダイソーなど100均での苗の取り扱いは非常に稀
通販は品種が豊富で食用向きの西インド種などを選びやすい
初心者におすすめの品種は香りが良く料理に使える西インドレモングラス
育て方の基本は日当たりと水はけの良い環境を整えること
植え方のポイントは適期に植え、地植えの場合は株間を十分空けること
鉢植えは冬越しが容易で、地植えは大きく育つが冬越しが難しい
水やりの頻度は土の表面が乾いたらたっぷりが基本
肥料は生育期に月1回程度、与えすぎに注意する
冬越しのコツは霜が降りる前に室内に取り込むこと
病害虫は少ないが根腐れやハダニに注意し風通しを良くする
株分けは植え替えと同時に行え、春か秋が適期
植え替えのタイミングは1〜2年に1回、根詰まりがサイン
これらのポイントを押さえれば初心者でもレモングラス栽培を楽しめる